九救協 九州地区救護施設協議会
真和館 平成18年4月開設 更新日:R6.6.1       
設置/経営主体 社会福祉法人
法人名/理事長 致知会/藤本 和彦 
住     所 861-2401 
熊本県阿蘇郡西原村大字鳥子3072番地
TEL/FAX 096-279-1121/096-279-1122
E-MAIL shinwakan@utopia.ocn.ne.jp
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施設長 藤 本 知 彦
建物面積 2008.56u(608坪)
建物建設年 本館:平成18年3月 東館:平成22年11月
本館増築:平成27年2月 
建物構造 鉄骨造り2階建て
敷地面積 9,548u(2,893坪)
最寄り駅から JR肥後大津駅より車で15分、
熊本空港より車で10分
施設重点目標 1、施設の目標:時間がゆっくり流れる空間づくり
2、職員の目標:入所者の思いを大切にした処遇
3、入所者の目標:一日一日を大切にした
  けじめのある生活
定     員 50名   
現員(男性/女性) 55名 (男性39名/女性16名)
利用者平均年齢
全    体 66歳3ヶ月
男    性 65歳8ヶ月
女    性 67歳4ヶ月
利用者平均在所期間
全    体 7年7ヶ月
男    性 6年9ヶ月
女    性 8年7ヶ月
障害別割合
身体障がい者 0%  
知的障がい者 1.8%
精神障がい者 78.2%
重複障がい者 12.7%
生活障がい者 7.3%
居室人員 1人部屋62室  2人部屋1室 
食事選択 あり(週4回)
職員人数 30名 平均年齢51歳3ヶ月
併設施設・事業 養護老人ホームあそ上寿園
施設長より
時間がゆっくり流れる空間づくりをめざして
 真和館が立地している西原村は、阿蘇の外輪山の南西斜面に位置しており、真和館はその大自然の裾野の隠れた丘の上にあります。
敷地面積9,548u(2,893坪)、建物床面積2,008u(608坪)という、広々としたゆとりある空間が形成されています。
 周辺は緑に恵まれ、碧い空の下、ゆっくりとした一日が流れ、彩り鮮やかに季節が移り変わって行きます。
 建物の内部も入所者のみなさまが「ゆっくり」と過ごして頂けるよう、部屋は全室1人部屋となっており、公共部門も4つの食堂、3つの浴室、集会室(吹き抜けの天井)、学習室(視聴覚・カラオケ対応)、図書室、談話室、相談室、面談室、さらには、十分な数(28ケ所)と広さのトイレ等から構成されています。
 入所者のほとんどの方がアルコール依存症者や精神障害者であります。その方々の処遇にあたっては、病状の変化を素早くとらえ、的確に対処すると共に、医療との連携を密にしながら施設の良さを生かした安心した生活を送っていただいています。
 特に、病識の無い方に、薬を漏れなく、間違いなく飲んで頂くことは、難しいことですが、QC活動を通し、飲み忘れや誤薬がないシステムが出来上がっています。
 また、アルコール依存症は勿論のこと、統合失調症等の精神障害に対する学習会や個人の障害に応じた個別学習も開催しています。
 さらには、カウンセリング体制も整っており、施設内の公認心理士や精神保健福祉士の他、外部から公認心理士(臨床心理士)をお招きし、定期的なカウンセリングを行っています。また、アルコール依存症者に対しては、ピア(当事者)職員もおり、入所者の気持ちを汲み取りながら支援しております。

 第三者評価の評価結果も、第1回目(実施機関 県社協)の評価(平成23年度実施)は、A評価45、B評価7、C評価1、第2回目(実施機関 県社会福祉士会)の評価(平成27年度実施)は、A評価39、B評価6、C評価0、第3回目(実施機関 NPO九州評価機構)の評価(令和元年度実施)は、A評価41、B評価4、C評価0と高い評価を頂いています。
 令和6年度は、施設開設から19年目にあたります。これまでの成果を生かし、「入所者サービス」や「安全・安心」は、職員自らが創造し、創りあげて行くという理念のもと、さまざまな工夫した取り組みを実践して参ります。

特徴的な事業
アルコール依存症への取組み
 真和館入所者の6割の方が、アルコール依存症者であります。そこで、断酒を継続して頂くために、毎朝の「断酒の誓い」、毎夕の「夕べの集い」、それに、「真和館アルコールミーティング」や「真和館女性アルコールミーティング」を始め、様々なアルコールについての学習会を開催しています。さらに、薬物・ギャンブル等に対しても様々なミーティングを実施しています。
 AAや断酒会といった外部の「自助グループ」のミーティングへの参加希望があれば、昼夜を問わずいつでもどこでも職員が送り迎えをしています。
 さらに、県内は勿論のこと九州内の自助グループやアルコール関連機関が開催される各種大会や研修会にも、できるだけ参加いただくことにしています。
 この取り組みをさらに一歩進め、平成25年7月から訓練用アパートを借り、地域で暮らすのと同じ環境で社会復帰へ向けた訓練に取り組み、実績も出ています。
 なお、これまでの様々な取組を体系化した「真和館アルコール依存症回復支援羅針盤」が令和3年3月に完成し、断酒の継続は勿論の事、社会復帰してからも飲まないで生活をして頂くための教育訓練の体系が確立しました。

行事
春の日帰り旅行、夏のキャンプや秋の1泊旅行、季節の花見学や美術館見学、山登りやウォーキング、カラオケや合唱、心みがきの読書会、心みがきの講演会、春・秋のスポーツ大会、バーベキュー大会、レストランや100円寿司店での外食、元旦・還暦等のお宮参り。

県内外のスポーツ大会等への参加。卓球バレー
(平成27年度は和歌山、平成28年度は岩手国体へ出場、30年度は福井国体出場)。